(http://homepage2.nifty.com/winfaq/usage.html#1)
VMM32.VXD
は、ハードウェアの基本デバイスを管理する仮想デバイスドライバです。
このファイルは Windows セットアップ時に、ハードウェア環境にあわせて多くの vxd ファイルを結合 (Combine) して作成されます。(参照:Windows 95 セットアップの実行プロセスについての解説)
結果として個々の PC ごとに異なるファイルになるため、VMM32.VXD が破損したり消失した場合は、Windows を再セットアップすることになります。
また、デバイスマネージャで、マウスドライバやシステムデバイスの「ドライバファイルの詳細」をクリックして VMM32.VXD (CONFIGMG.vxd) などと表示されるのは、VMM32.VXD に結合された CONFIGMG.vxd を使用しているという意味になります。
複数の vxd を1つの vxd に結合するのは、Windows の起動を高速化するためですが、個々の vxd を Windows\System\VMM32 フォルダに配置すると、VMM32.vxd
に結合されたものよりも優先してロードすることができます。(ただし、VMM32.vxd が破損していない限りロードされるのは同じバイナリなので、通常は起動時間が延びるという意味しかありません。)
参考:VMM32.vxdにどの vxdが結合されているかは、レジストリの HKEY_LOCAL_MACHINE \System \CurrentControlSet
\Control \VMM32Filesに記録されています。
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