SAFEモードでも立ち上がらないときは重症である。
重症度の順に述べる。また、ハイバネーション機能(データ保存機能)を設定している場合は、BackSpaceを押しながら電源スイッチを入れる。
一 ハードディスクが物理的に壊れている場合:手の施しようがない
二 Boot領域の情報が壊れている場合:MBR(Master
Boot Record)情報を再書き込みする手(Fdisk /MRB)があるが殆どの場合復帰は不可能である。
三 FATが壊れている場合:DOS-モードで立ち上がれば、DOS用MOドライバ、ZIP/CD-Rドライバなどを利用し、DOS用ファイル操作プログラムで必要なデータをバックアップすることは出来が、OSおよびアプリケーションは再インストールとなる。
四 英語DOSモードが起動され、文字化けしたメッセージが
表示される:
C:\ >で止まる場合は、attrib -R -H -S msdos.sysと入力する。
殆どの場合、Safeモードで立ち上げることにより復帰できるが、場合によれば、DOSモーで立ち上げ、winと入力し、文字化けメッセージを日本語表示させ、修復情報を得ることも必要となる。
五 Windowsが立上がる途中でいつまで立っても先に進まなくなる。殆どの場合、Safeモードで再立ち上げ後、正常に電源を断にすれば、正常にWindowsが立上がるようになる。それでもだめな場合は、電池と電源コンセントを抜きPCを断にする。
ここで、DOSモードでの立ち上げは、Aドライブから起動ディスクを使うことになる。また、Cドライブが表示されない、または、FATエラーの場合は、Ontrack社のData AdvisoryをAドライブから起動して診断し、再度AドライブからDOSモードで立ち上げる。これで、Cドライブが認識でき、MOやZIPで必要なデータのバックアップが出来る場合もある。